インテル® System Studio Ultimate Edition
組込みソフトウェアの問題に対する”切り札”
インテル® System Studio Ultimate Edition は、IA プラットフォームによる組込みシステムやコネクテッド・デバイス向けソフトウェアの開発において、優れたパフォーマンスと電力効率、高い信頼性を実現するためのツールスイートです。
従来の手法では調査が難しいエラーに遭遇していませんか ?
インテル® System Debugger は、インテル® プロセッサーを搭載したデバイスに対する JTAG ベースのデバッグ・ソリューションです。
ハードウェアのデバッグ用機能を用いることで、OS やドライバーなどシステムコードの動作を奥深くまで確認でき、問題解決に要する時間を短縮します。特定の状態でのみ、あるいは偶にしか発生しない問題の原因調査に役立ちます。
主な特長
• ファームウェア、UEFI/BIOS、OS カーネル、デバイスドライバーをソースレベルでデバッグ
• 実行制御、メモリー / 各レジスターのアクセス、実行のトレース機能
• ホスト PC (Windows* または Linux*) のGUI 上から操作、情報表示
• ターゲット OS : Linux*、Android*、Windows* または ベアメタル (OS なし)
インテルが提供する JTAG デバッガー
インターフェイス: XDP (eXtended Debug Port)
• インテル® ITP-XDP3BR
デバッグ対象プロセッサー (一部)
第 4 世代インテル® Core™ プロセッサー (Haswell †)
第 5 世代インテル® Core™ プロセッサー (Broadwell †)
Intel Atom® プロセッサー (Bay Trail †、Braswell † /Cherry Trail †)
インターフェイス: USB 3.0 コネクター
• インテル® SVT Closed Chassis Adapter
デバッグ対象プロセッサー
第 6 世代インテル® Core™ プロセッサー (Skylake † )
第 7 世代インテル® Core™ プロセッサー (Kabylake † )
• USB 3.x DbC (Debug Class) ケーブル
デバッグ対象プロセッサー
Intel Atom® プロセッサー (Apollo Lake † )
※デバッグの有効化には、ターゲット環境の対応も必要です。
なぜ JTAG デバッガーが必要ですか?
インテル® プロセッサーをベースとした組込みシステムでは、ソフトウェア開発の大部分は PC 向け
アプリケーションと同様に行えても、実際に製品ハードウェアに組込みを行った後で、想像もしなかっ
たエラーに遭遇することがあります。
実機上での強力なデバッグ手段である JTAG デバッガーが利用できれば、ソフトウェアだけを見て
も難しい問題、例えば何百回も動作させると 1 回だけ現象が起きてしまう、といった状況で、その
原因がどこにあるかを短期間で突き止めることが可能になります。
JTAG デバッガー利用イメージ: ターゲットの OS によらず、実際にデバイス上で動作している低層の
ソフトウェアについてデバッグできます。もしもデバッグ機能を持たないシステム上で、ハードウェアの
制御に関係するソフトウェアの動作を調べなければならないとしたら、どうすべきか想像できますか?
インテルが提供する 2 種類の JTAG デバッガー
インテル® ITP-XDP3BR
ターゲット・ボード上に実装されたデバッグポート(XDP:
eXtended Debug Port) を介してデバッガーのホストPC に接続
します。幅広い世代のインテル® プロセッサーに対応します。
インテル® SVT Closed Chassis Adapter
ターゲット・デバイスの USB 3.0 コネクターを介してデバッガーの
ホストPC に接続します。対応したシステムでは基板を露出させずに
デバッグすることが可能です。また JTAG デバッガー自体も安価です。